利用明細書は捨てちゃダメ!
キャッシングでお金を借りると、当然毎月の返済があります。最近は口座引き落としのみという所も出てきていますが、通常の返済はATMやCDで行います。「夜中でもコンビニで返済出来ますよ!」というCMを打っているキャッシング会社もありますね。
こうしたATM等からの返済をすると、必ず利用明細書が出てきますが、その場で捨ててしまう人が実に多いのです。しかし、実は「利用明細書はお金と一緒」と聞いたらどうでしょうか。
利用明細書が証明してくれる事とは?
キャッシングの利用明細書は、「この日にキャッシング会社へ、所定の金額を確かに返済しました」という証拠になります。つまり借金返済の証拠ですね。極めて重要なものですので、間違ってもその場で捨ててはいけません。
もしも何かの手違いでキャッシング会社から返済の催促が来たりした場合、この利用明細書があれば、それは本人の間違いではなく、キャッシング会社の手違いや行き違いであることがハッキリさせる事が出来ます。
期日通りに返済していれば滅多に行き違いが起きる事はありませんが、稀に手違いや、延滞が起きてしまった為に行き違いになってしまう事があります。その時に多く支払ってしまうと、後々には気付く事だとしても、やはり面倒ですし、気分の良いものではありませんね。そういったトラブルを避ける為にも、キャッシングの利用明細書はその場で捨ててはいけません。
自宅で保管するのがベストですが、専用の箱等を用意して、出来るだけ一つにまとめておきたいものです。何かあった時には、部屋やデスクをかき回さなくてもすぐに見つかるようにしておきましょう。
まだある!利用明細書の重要な役割
そして利用明細書にはもう1つ、大事な役割を果たす事があります。それは将来、万が一返済に行き詰った場合、弁護士や法律事務所に債務の整理を依頼する時です。いきなり大げさですが、そんな局面が無いとは言い切れません。このような場合は、この利用明細書が役に立ちます。
それは、利用明細書からそれまでに返済した金額が分かるので、残高が確認できますし、いくらほどの利息を支払っていたかも分かる点です。支払った利息分や元金の額が明確になっていれば、仮に過払いだった場合などに、キャッシング会社との話し合いにも強気で臨める、といったメリットがあります。
一体いくら返済していたのだろうか?等とアバウトな状態ですと、話は一方的にキャッシング会社側の帳簿が証拠として有利になってしまいます。過払い金の請求にはこの利用明細書が特に必要なものになっていますので、やはり「利用明細書はお金と一緒」ぐらいに思っていても損はありません。
